2014/05/26

オークス観戦&ジャックさまさま



昨日は「初心者向け競馬教室REXS)」の2回目。受付開始は午前10時。

メインレースが3歳牝馬クラシックの「オークス」ということもあり、駅から東京競馬場へ向かう人波の中には、若い女性たちの姿が多く見られた。

競馬場への入場は9時半過ぎ(もちろん招待券があるので入場無料)、記念撮影ついでにツレと芝コース付近を少し散歩……緑のターフを眺めながら、観戦スタンドを仰ぎ見ると既に大勢の人で、席は7割方うまっているように見えた。(富士山は雲で隠れて見えず)

会場のフジビュースタンド1階「カスタマールーム」前で受付を済ませ中に入ると、前回同様、テーブルには競馬新聞、ドリンク、レクチャー用の資料などが置かれており、それを見ながら、同じテーブルを囲む方々(我々と同世代?の男性2人組&一人で参加した女性)と「楽しい企画ですよね~」「こんなに面白いなら、もっと、早くやればよかった」「オークス、なに買います?」などと、挨拶がてらの競馬談義……
10時半頃、JRA職員の方のスケジュール説明に続き、朝日新聞の競馬記者・有吉さんが登場。「競馬レクチャー」スタート&即実践という形で、参加者のほとんどが2レースから馬券を買い始めた。(8レースまで、馬券購入後はゴール付近でレース観戦。終わったら部屋に戻って馬券レクチャー……という繰り返し)

で、2レース、3レースと私が狙った馬はすべて馬群に沈み、今日もダメか……と胸奥に暗雲が漂うが、午前中ラストの4レースを的中(ツレも的中)。「ヨシッ!」と拳を握り、ホッと胸をなでおろしたところで、ウマい具合に昼休み。セミナー2回目にして、ようやく手にした「勝利の美酒(生ビール)」を飲みながら、テーブルに用意された「豪華弁当」に舌鼓を打った。

午後は、引き続き58レースまで、競馬レクチャー。(7レースで、有吉さんが推奨した馬を絡めて馬券を買ったツレが、20倍台の中穴を当て大喜び。天邪鬼な私は、全く当たらず、再び胸に暗雲が漂う)
9レースから11レース「オークス」までは、A指定席での観戦ということで、貴重品以外の荷物を「カスタマールーム」に置いたまま、参加者一同、フジビュースタンド5Fへ大移動……(指南役の有吉記者がレース取材で忙しくなるため、競馬レクチャーはここで終了)

初めて座る指定席は屋外にあり、余裕の全席二人掛け(もちろん、素晴らしい見晴らし)。ゴール前での激しい追い比べを間近で観戦できるのが最大の魅力だが、各席に1台ずつTVモニターが設置されているのも嬉しいところ。まさに、競馬ファン垂涎の場所と言った感じ。

パッとしない馬券成績も忘れ、その雰囲気にワクワクしながら「ここからが勝負!」と勇んで、早速9レースに臨んだが、またしても思い空回りで、あっさり撃沈。
う~ん、こりゃイカン。やはり競馬は難しい……と、残り少ない資金を確かめながら、背水の陣(?)で競馬新聞を睨んでいたら、次の10レースに出走する馬の中に「ハングリージャック」という「天の声」とも言うべき名前を発見。その瞬間、腹を空かせてメシをねだる我が家の愛猫「ジャック」の姿が脳裏をかすめ、「ヨシッ、これだ!」と、迷わずその馬「ハングリージャック」を軸に馬券を購入したところ、見事ゴール前で2着に突っ込み(3着とはハナ差というきわどさ)、起死回生の中穴ゲット!(配当金30倍台)。まさに「ジャックさまさま」……思わぬところで愛猫に助けられてしまった。

その幸運が続いていたのか、席の間近でファンファーレが鳴り響き、高まる場内の興奮の中で迎えた11レース「オークス」は、私のレクチャーに従って単勝馬券を購入したツレが、見事的中(もちろん、大騒ぎ&大喜び)。何気に私も当てたが、お互い購入金額が少ないので収支とんとん。しかし、予想も馬券も当たった瞬間は、金額の大小に関わらず嬉しいもの……と、改めて競馬の魅力に浸りつつ、指定席をあとにし、再び「カスタマールーム」へ。

で、馬券を買わずに観ていた12レースが終わり、これで解散かと思いきや、最後に「バックヤードツアー」という本日一番の「お楽しみ企画」が組まれていた。(馬主や調教師、騎手などの厩舎関係者及び競馬記者など、深く競馬に関わる人たちだけが入れるエリアの見学)

ツアー開始は、全レースが終わった4時半過ぎ。JRA職員の誘導に従い、最初に向かったところは、検量室(出走馬は定められた負担重量を背負わなければならないが、その重量をチェックする場所)。職員の方の説明を聞きながら、入り口付近で計量秤や騎手のブーツや鞍などの馬具が保管されている室内を眺めていた。その時、偶然にも、「オークス」の勝利騎手インタビューを終えた岩田騎手が傍を通りかかり、参加者一同、拍手で迎えるというハプニング……そのあと、レースに向かう馬たちが通る「地下馬道」を歩き抜けて、緑のターフが広がるレースコースへ。
取材から戻ってきた有吉さんやJRAの方々と軽く雑談を交わしながら、ウイナーズサークルで思い思いに記念撮影。午後5時半頃、その場で散会となった。

以上、2回に渡る大満足の楽しい「競馬教室」が終わり、今度の日曜(61日)は、いよいよ「日本ダービー」。まったく競馬を知らなかった家人も、ここ数週間で競馬の魅力に取りつかれたらしく「ダービー?買わなきゃ!」と大乗り気。今年は、特に応援するような馬もいないし、馬券は買わずに静かに観ているつもりだったが、そうとあっては仕方なし……名前が気に入っている「ワンアンドオンリー(唯一無二の)」の単勝でも買って、応援しようかな。

2014/05/24

ブルーな日々?



集団的自衛権、ベトナムの反中デモ、タイの軍事クーデター、ウルムチ爆発事件、ナイジェリアの女子生徒誘拐事件、さらにウクライナ、エジプト情勢(合間にASKA逮捕、大どんでん返しのパソコン遠隔操作事件など)……毎朝、新聞を読むたびにムカついたり、悲しくなったり、呆れたりで、かなり気分がどんよりしている今日この頃。
仕事もチラホラ入っているのだが、変な所でアドレナリンを消費しているせいか、アタマの調子がイマイチ上がらず思い通りに進まない。

というわけで、読書量も映画量も酒量も落ちているのだが、とりあえず近況をさらっと……まず先週の話から。

15日(木)は、閉館間近い「吉祥寺バウスシアター」へ。ウディ・アレンの新作『ブルー・ジャスミン』を観てきた。バルセロナ、パリ、ロンドン、ローマと続いたウディ・アレンの映画的ヨーロッパ旅行も終幕のようで、舞台は久々のUSA(サンフランシスコ&ニューヨーク)。ここ数作、ヨーロッパの風情ある街並みを楽しませてもらったせいか、ビジュアル的に些か寂しい気はしたが、作品的には期待に違わず、一癖ある人たちが巻き起こす騒動を皮肉たっぷりに描く、いつも通りのウディ・アレン。
ケイト・ブランシェット演じる「ジャスミン」の勘違い貧乏セレブぶりがやけにオモシロ哀しく、「人生そんなに甘くないよね~」と、結末の哀れさに苦笑いを浮かべながら楽しく劇場をあとにした。

その後、「肉のさとう」で名物のメンチを買い、吉祥寺パルコ8階のスポーツ用品店でサッカー日本代表応援グッズを買い(レプリカユニフォームは高いので、背番号10入りのコンフィットTシャツを4500円で購入……もちろん、ブルー)、「これで、晩メシとW杯観戦の準備は整った」と、気分よく家路についたのだが、それからがいけない。
テレビで安倍晋三が「集団的自衛権」の必要性について、彼の脳の中にしか存在しないようなイミフな例をあげ、もっともらしく説明するのを聞いていたら、どんどん気分は悪化、頭も痛くなってきた。
別に、政治家に豊かな想像力など望みはしないが、個人的な思い入れと妄想によって憲法9条を蔑ろにされては、堪ったものではない。しかも、「国民の生命と財産を守るため」などと言いながら、本当の目的は「国連の常任理事国入り」だとか(そのためには「自衛隊が国連軍として世界に出ていって戦争ができる軍隊になっていなければダメだ」という考えが根本にあるらしい)……正直、アホか、と思う。
「国連常任理事国入り」と「平和憲法」を秤にかけ、70年間「平和国家」として「国民の生命と財産を守る」支えとなっていた憲法を捨て去るなど、代々引き継いできた大切な家の財産を、出世と見栄のために独占したあげく、独りよがりの賭けですべて失うエリート・バカ息子のようなもの。ホント、いい加減にせえよ……と、「常任理事国入りを熱望」する外務官僚たちをまとめて、ボコりたい気分に。

1618日は、はかどらない仕事と家事に追われていただけで、特に書く事もないが、このところ“ながら見”になってしまったNHK朝ドラ「花子とアン」の第8章のタイトルが少し心に引っ掛かった。「想像のツバサ」だとか……子供の頃の遠い記憶だが、その名が強く長く心に残るほど、本当に「村岡花子」訳の本は面白かった(「フランダースの犬」「クリスマス・カロル」「王子と乞食」「ハックルベリイ・フィンの冒険」など)。いまの自分に、その時に広げたはずの「想像のツバサ」が、無傷のまま残っているはずもないが、テレビもなかった小さな部屋で、日々時間が経つのも忘れて、学校の図書館で借りた「少年少女世界文学全集」を、楽しい夢でも見るように読み漁っていた幼い自分を思い出し、今さらながら、「花子とアン」の主人公である「翻訳家・村岡花子」さんに感謝したい気持ちになった。
ドラマ的には、吉高由里子の「村岡花子」も気になるが、個人的には、仲間由紀恵が演じる「歌人・柳原白蓮(役名は蓮子)」の波乱の生涯が、有名な「白蓮事件」を含めドラマ上でどのように展開されていくのかが楽しみ。

で、19日(月)は、わが家の外壁修理箇所の状況確認のため、建築家のIさんが来訪。聞けば、前日、ポール・マッカートニーの公演中止のショックでヤケ酒。完全に二日酔いのご様子……(う~ん、残念&可哀そう)
折角なので、去年の東京ドーム公演の話をしながら、その時のパンフレットを見せてあげたら、振り払った無念さがまたぞろ胸に湧いてきた感じになり、傷口に塩を塗ったようなものだったかと少し反省。
昼メシは、家人を交え3人で、駅前のピザハウスへ。グラスワインを飲みながら(私は3杯、Iさんは1杯だけ)、映画やサッカー談義で1時間超。久しぶりに気分が晴れる楽しい時間となった。

さて、明日は、先日(10日)に引き続き、朝日新聞とJRA共催の「初心者向け競馬教室(REXS)」の2回目ということで、再び東京競馬場へ。今度は「貴賓室」ではなく、ゴール前の「カスタマールーム」に陣取り、レースの迫力を味わうのが目的のようだ。で、メインレースは、3歳牝馬の祭典「オークス」。
天気も良さそうだし、稀代の名牝の呼び声が高い「ハープスター」の姿でも拝みながら、ゴール前の競馬を楽しんでくるつもり。(馬券は当たる気がしないけど)

 

2014/05/13

退路を断った選択



昨日午後2時過ぎ、ザックが名前を読み上げ、W杯日本代表メンバー23名が決まった。(最後に名前を呼ばれた「大迫」が「ヨザコ」としか聞こえず、えっ、ダレ??と、少し焦ったりもしたが)

で、世間的には川崎フロンターレのFW大久保嘉人が、亡き父との感動秘話も含め“サプライズ選出”として話題を集めているようだが、まあ、それは事前予測の範囲内(実力的には当然だし、戦力的にも文句なし)。それより、もっと大きなサプライズは、ドイツ・ブンデスリーグでチームの要として活躍中の細貝萌(ヘルタ・ベルリン)がメンバーに含まれなかったこと。(個人的には伊野波より細貝。1点を守りきるような局面で最も必要となる選手だし、センターバックもできるのだから、選んで欲しかったなあ……)
欧州4大リーグ1部チームのレギュラー選手が、怪我でもないのに落選するなど、かつての日本代表ならありえない話。それだけ、国内組と海外組の差が少なくなり、日本の選手層が厚くなったということか……と、改めて日本サッカーの成長スピードの速さを実感させられた。
と同時に、細貝という貴重な守備的選択肢を捨ててまで、斎藤や大久保を選んだ、ザッケローニの潔さ、その揺るぎない攻めの姿勢にも唸らされた。
また、FWに豊田、ハーフナーという高さのある選手を選ばなかった点も、「日本らしく戦う」というザックの強い意志の表れ。高さとパワープレイを補うより、技術・スピード・連動性という日本の持ち味を活かした戦いを貫くというメッセージのように思う。

以上、ブラジルW杯に向かうザックJAPANのコンセプトは「引いて守らず、攻めて勝ち抜く」。
ドキドキ、ワクワク、そしてハラハラするような熱い試合が期待できそうだ。

退路を断って歴史的な戦いに挑む、名将ザッケローニと23名のサムライブルーの健闘を心から祈りたい。




2014/05/11

「貴賓室」での競馬観戦(&代表メンバー予想)



きのう10日は、日本中央競馬会(JRA)と朝日新聞社の共同企画による「競馬の楽しみ方教室(REXS)」の開催日。(朝日新聞デジタルの会員を対象にした初心者向けセミナーで、2回セットの第1日目。次は525日)

私自身は、馬券の買い方や競馬新聞の見方が分からないような「初心者」ではないが、「普段入ることのできないエリアでの競馬観戦」という告知メールの誘い文句につられて応募(まったく競馬を知らないツレも「行ってみたい!」と、強くプッシュ…)。運よく抽選に当たり、ウチの「初心者」と連れ立って東京競馬場へ出かけた。

8時半過ぎに家を出て、最寄り駅の武蔵野線・府中本町に着いたのは9時半頃。そのまま、大勢の競馬ファンの流れに入り、駅改札出口から競馬場へ続く通路を歩いて入場ゲートへ。
暖かい陽射しの中、左手に「フジビュースタンド」(2000年に改修着工、2007年に全面完成した観戦スタンド)、右手に遠く富士山と眼前に広がる緑のターフを眺めながら、受付場所の「メモリアルスタンド」1階に向かった。

受付開始は10時ジャスト。すぐに済ませ、「貴賓室」のある7階へ……エレベーターを降りると、そこは、競馬場とは思えないほど静かで落ち着いたゴージャスな空間。(2012年の秋には、その奥の一部屋で、天皇・皇后両陛下が「天皇賞」を観戦されたとか)
普段は、馬主さんやJRAと関係のある有名人だけが入れるエリアだそうで、まさに、VIP専用。「こんな機会は二度とない」と、早くもかなり得した気分に……で、セミナー会場「けやき」のドアを開けると、テラスの向こうに、またまた広がる緑のターフと白い富士。

広い室内には6人程度が座れるテーブル席が10数席並べられ、集まった70名ほどの参加者は自由に空いた席を選んで着席(私とツレはテラスに近い最前列に陣取る)。やはり、老後の趣味と一つとして考えているのだろうか、中高年カップルの姿が目立つ。(案内書に「過度の軽装は控えるように」という注意書きがあったせいか、スーツ&ネクタイ姿の人もチラホラ……私は、いつも通り下はジーンズ、上はジャケット)
テーブルには、人数分の冊子(マスターガイド)・競馬新聞(500円もするそうだ!)・ドリンク・昼食券(1000円分)などが用意され、至れり尽くせりと言った感じ。
JRAの職員の方が、1日のスケジュールを説明した後、10時半から、いよいよ競馬レクチャー開始。進行役はラジオ番組の司会者でもある競馬好きの女性(名前は失念)、指南役は、競馬記者歴30年の朝日新聞・有吉正徳さん。
彼のレクチャーのもと、一同さっそく、3レースから実践にとりかかり、4レースが終了したところで、1時間の昼食休憩。有吉さんオススメの店「神田川」(5F)で、一押しの「きじ焼き重」を食べる。(タレが絶品!肉も旨い)

午後は、過去の名馬の写真や蹄鉄などが展示されている「競馬博物館」見学からスタート。その間、レース観戦や馬券購入は無く、2時過ぎから再び競馬レクチャー&実践が始まり、REXS(レーシングエキスパートセミナー)は、最終12レースが終わる4時半まで続いた。

以上、競馬を知らないツレも大満足の「貴賓室」体験だったが、馬券はその「初心者」の圧勝で、多少のノウハウを持っている私は1レースも当たらず惨敗。「全然ダメじゃ~ん」の無慈悲な言葉に抗うことも出来ず、「まあ、今日の借りは25日に返すということで…」と、小声で呟きながら、おとなしく家路についた次第。(次回の25日は、3歳牝馬の祭典「オークス」観戦&馬券予想が、セミナーの目玉)

さて、明日はサッカーW杯の日本代表メンバーが決定する日。私が勝手に選んだ23名は以下の通り。

GK 川島永嗣、西川周作、権田修一
DF 内田篤人、吉田麻也、今野泰幸、森重真人、長友佑都、酒井宏樹、酒井高徳、塩谷司
MF 遠藤保仁、長谷部誠、細貝萌、山口蛍、本田圭佑、香川真司、斎藤学、中村憲剛
FW  岡崎慎司、柿谷曜一朗、大迫勇也、豊田陽平

GK……ポカは多いが、期待を込めて第一GKは、気迫と存在感の「川島永嗣」
DF……常にコマ不足だが、ないものねだりをしても仕方なし。今の中沢・闘莉王に期待するより、センターバックは現在の吉田・森重・今野を固定。それに加えて、サンフレッチェで輝きを放っている攻撃的DF塩谷をサプライズ枠で選びたい。
MF……代表常連の清武の取捨がポイント。相変わらずシュート力がイマイチで、特に強豪相手の際のフィジカル&突破力で弱さを感じる。また、同年代の香川、岡崎、本田と比べて成長力に欠ける気がするので、ここはドリブルが武器で突破力のある斉藤学を強く押したい。また、本田のサポートとして、中村憲剛かサンフレッチェの青山敏弘か、悩むところだが、センスと安定感で憲剛。(今まで通り清武が選ばれるなら、残り1枠は斎藤ではなく、青山か憲剛になると思う)
FW……岡崎、柿谷、大迫は実績&実力的に確定だと思うが、あと一人は最も悩むところ。Jリーグで得点を重ねている大久保嘉人も魅力的だが、日本に欠けている高さとパワープレイを補う意味で選ぶなら、豊田かハーフナー。私的には技術と安定感で、豊田を選びたい。

というわけで、テレビ中継もある明日の代表発表は、答え合わせを兼ねて“生”で楽しむつもり。(もちろん、私の予想が外れても、ザックが選んだ代表に何の文句もありません)

2014/05/03

ラストデイズ



きのう5月2日は、2009年に58歳でこの世を去った忌野清志郎の命日。

10時からNHKでやっていた「ラストデイズ 忌野清志郎×太田光」を観ながら、私は、青山葬儀場に続く弔問の長い列の中で、ノドの渇きに耐えながら、「ウソだろ、キヨシロー」と、ひとり天を仰いでゴチていた5年前のあの日を思い出していた。まだ5月(9日)というのに汗が首筋を流れ落ちる暑い日だった。

反原発ソング「サマータイム・ブルース」や、発売中止になった「COVERS(カヴァーズ)」の原型となった幻のテープも紹介された番組には、太田光と言葉を交わす、盟友・チャボ(仲井戸麗市)の変わらぬ姿もあった。

もし「清志郎」が生きていたら、いまの日本にどんなメッセージを送るのだろう。今日は憲法施行から67年目の、憲法記念日……ふと彼の「夢」を思い出した。

俺には、夢があるんだ! 
それは、この世界中から、
戦争が無くなること、
それが、俺の夢です。 

生きている限り、私も、その夢を共有したいと思う。